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2005.05.08 17:40

メイシーさんから、お産のお話が届きました。
10人の妊産婦さんがいたら、10通りのお産があるほど、お産は全て違います。
一人一人のお産を、助産婦としても、また同じ母親としても、大切にしていきたいですね。
お話は3部構成になっています。

1)つわりのお話
 お産と言えば思い出すのはまずつわりのこと。私はすごーくひどい吐きづわりだったの
で、毎日ホントに起きればトイレ直行!って感じで、辛かったです。妊娠一ヶ月ちょっと
ではじまって、三ヶ月ぐらい続いたかな。何を食べても何を飲んでも吐く、って感じで3
キロぐらい痩せました。赤ちゃんに栄養が行かないのでは…と心配しましたが、今はまだ
小さいから二倍食べるとかそんな必要はないですから、脱水にだけ気をつけて下さい、と
言われて時々点滴してもらって乗り切りました。
 辛くて辛くて経産婦の友達などに相談するんですけど、「私はカレーがすごく食べたく
なって、毎日カレーばっかり食べてた」「ある日突然なくなるよ」「私は臨月までずっと
つわりだった」等々、みんな言うことが違うのであんまり参考にならない…(^ ^;)。でも、とにかく皆さん、「いつかは終わると信じて待て」とおっしゃるのです。
 つわりの終わる一週間前ぐらいが一番ひどかったです。水を飲んでも吐いてしまうので
フラフラになり、先生も「あと一週間続いたらちょっと入院しましょうか?」とおっしゃっていたんですが、そのタイムリミットがくる直前の朝、目が覚めたら「あれ?今日は気持ち悪くない」という感じで、本当に魔法のように吐き気がおさまり、つわり卒業していました。徐々に良くなるんじゃないんですね。その前日まで二日酔いか食中毒みたいに苦しかったのに、夢のように吐き気が消えていました。
 辛かったけど、痩せたお陰でその後体重コントロールに悩むことは全くなくて、もしか
してそのためのつわりなのかしら?なんて思ったりした次第です。

2)せっかちな赤ちゃん
 よく「初産は遅れ気味になる」って言いますよね。でも、私の場合、初産だったんです
が、臨月よりも前からお腹が張るようになっていました。張る、と言われても初産の方はよく感じが分からないと思いますが、お腹の皮がつっぱって、かたーくなるような感じです。痛みはそれほど強くないんですが、きゅんと収縮する感じ、とでも言えば良いのでしょうか。それにだんだん赤ちゃんも下降気味になり、早産の危険があるので安静にして下さいと言われ、その他に張り止めのお薬を処方されました。これが随分強い薬で、飲むと頭の中の血管がドクンドクンと言うような感じで、安静にしろと言われなくても寝込んでしまいそうになるぐらい。お腹が張るよりこれの方が辛かったのですが、「まだ赤ちゃんが十分大きくなっていないので、もう少しがんばってお腹の中にいてもらいましょう。今出てきたら保育器になっちゃうからね。」と先生に言われて頑張りました。せっかちな赤ちゃんだなあ…と思いながら。
 こんな感じだったので、早めになるだろうなという予感があったのですが、両親も夫も「初産は遅くなる」というジンクスばかり信じていて、「何だか早くなる気がする」という私の訴えもまるで相手にしてくれず、退院後の準備も寝込んだりしているお陰で遅れ気味で、なんだか不安な臨月でした。
 予定日二週間前の検診では、子宮口が一センチ開いていました。「まあ、この位大きくな
ったら、いつ生まれてきてもいいでしょう。薬もやめて、あとは赤ちゃんが生まれたいときに出てきてもらいましょう。」ということで、張り止めのお薬もストップ。「先生、お腹が張るのと、陣痛ってどう違うんですか」と聞いてみたところ、「最初はあんまり違いません。お腹が張るのが規則的になってきたら、それを陣痛と言うんですよね」と言われてますます不安になる私。どっちか分からなくて様子を見ているうちに破水しちゃったりしたらどうするんだろう…。出産の本には破水してもあわてずタクシーを呼んでどうのこうの…って書いてあるけど、そんなの嫌だなあ、コワイなあ…。「まあ、お薬やめたらいつ始まってもおかしくないですから、あれ、と思ったらいつでも電話して下さい」と先生。でも相変わらず、「まあ初産は一週間ぐらい遅れるものだってさ」と言い続ける夫は実にのんびりしたもので、「今のうちに」とか言いながら、予定日直前に出張の予定を入れてしまったりするもので、「本気で1人で病院に行くことになるかも」とドキドキする私でした。
 お薬をやめて二日後の明け方四時頃、またお腹の強い張りで目がさめました。薬をやめたらあっという間にまた強い張りが始まり、前の日にもきゅーっ、きゅーっと何度もお腹が固くなっていたのですが、何だかこの日の張りは、一度でおさまらない。一度おさまった張りが、また揺り戻しのように帰ってくるんです。これが陣痛…?
 でも、テレビドラマなんか見ていると、だいたい妊婦役の人って、陣痛が始まったとたんに「うっ」とかってお腹おさえて、もうすっごく痛そうな顔するじゃないですか。その場にしゃがみこんじゃったり。それですぐハアハア苦しそうにするでしょう。それほど痛くないんですよ。とにかくお薬飲んで止めていたぐらいで、張るということ自体は初めてじゃないし、今までと痛みも変わらない。だから何だかよく分からなくて。「おしるし」と言われるものもなかったし、どうにも自分では判断がつきません。
 ただ、とにかく「規則的になったら陣痛の始まりです」という先生のお話があったので、ちょっと時計を持ってきて間隔を計ってみました。30分、20分、12分、18分、10分…と言う感じで、バラバラです。規則的っていうのは、10分なら10分で、10分、10分、10分…って続くことを言うことだと思っていたので、こんな不規則なのじゃ何がなんだか分からない。しかも感覚が短い時はいきなり5 分おきに来るし、来ない時にはぼーっとしてると20分以上たってしまう。一体どのタイミングで病院に電話したらいいの?と時計を眺めて悩んでました。
 とにかく、こう頻繁に続くことは尋常ではないと思ったので、夫を起こして「始まったみたいな気がするんだけどよく分からない」と言うと、相変わらず「なんか前から張る張るって言ってたヤツじゃないの?まだ予定日まで二週間もあるのに」とぶつぶつ言う夫。
「今日中に出す仕事が一本あるから、終わったら病院一緒に行ってもいいけど」と、やっぱり緊迫感に欠けています。仕方ないので、時計とにらめっこして記録をつけながら、夫の食事を作り、合間に一応入院の準備をして、病院の診療時間の開始を待ちました。
 でも、そうこうしている間に、張りの感覚がどんどん狭くなってきました。私が「これやっぱり陣痛じゃないかなあ、陣痛だと思うんだけどなあ」とうるさく言うので、夫もようやく「じゃあ電話してみたら?いつでもいいって言われたんだろ」と言いだし、昼頃に病院に電話を入れました。朝からこんな感じです、というのを説明すると、「かなり赤ちゃんも下がっていましたし、一応来てみて下さい。念のため先生に診ていただきましょう」ということで、午後二時ごろに入院しました。
 でもヘンなもので、入院して内診とかもして、お腹に胎児監視用のモニターをつけたらとたんに、もしかしたら朝から頑張ってた赤ちゃんが昼寝しちゃったのかも知れないんですが、さっぱりお腹が張らなくなっちゃった。「やっぱり張り切りすぎじゃないの?」と言って夫は「仕事があるから」と帰っちゃうし、先生は「まあ、一応今夜は泊まってもらって様子を見てみましょうか。それで明日おうちに帰ることになるかも知れませんけど、そういう人も結構いますから」とニコニコ。勇み足か?という感じですごく恥ずかしかったんですが、とにかく朝からずっと緊張していて疲れちゃって、入院して休めるならそれはそれでいいかー、という感じで、待機室で一泊ということになりました。一度つけたモニターもはずして、夕食も食べて、何だったんだろうなー、とベッドでぼんやりしていました。

3)いよいよ出産!
 ところが、食事のあとトイレに行ったあたりから、またちょっとずつお腹が張りだしました。朝早起きして疲れているのに寝付けません。また紙だしてきて、時計を見ながら間隔を記録していました。
 そのうち看護婦さんが来て、「張る?」と聞くのではいというと、「一応モニターつけようか」という話になり、またベルトを巻いて待機。痛み自体はまだ我慢できないほどではなく、「まあ、早くても明日の朝とか昼でしょうね」と看護婦さんも言っていたのですが、そんな話をした直後に、ぱちん、という感じがして破水していました。「破水しました」と看護婦さんを呼び、感染防止の注射を打ってもらいます。
 そこから先は、あれよあれよという感じで陣痛が進んできました。のんびりしていたのは家族だけではなく、看護婦さんも二人いる当直の看護婦さんのうち、1人がちょっとお風呂に行ってしまっていたりして、残った1人の看護婦さんは、まさに大わらわという感じでした。先生も家に戻ってしまっていたので、電話で呼び出し、夫にも(一応立ち会いの予定だったので)連絡。
 出産直前の内診は結構痛いです。思い切り手を入れて赤ちゃんの頭などを確認するので、普通の内診とはゼンゼン違う感じ。私は陣痛より、内診される時の痛みの方が不快だったなあ。でも、生むまで何回かのことだわ、と思って我慢しました。とにかくどんどん赤ちゃんが降りてきている感じは、内診されなくてもわかりました。とにかくこれを終わらせたい、と思うのですが、まだいきんじゃダメとと言われるんですよね。もうラマーズ法なんかぶっとんだ状態で、右を向いたり左を向いたりしながらひたすら我慢です。
 夫が着く頃にはもう、赤ちゃんの頭が出かかっているような状態で、でもまだ先生が着かない。看護婦さんが「ご主人、点滴持って!」と点滴袋を夫に持たせ、「もういきみたい、我慢できない」と半べそをかく私を「こんなとこで(待機室)生みたくないでしょう!先生来るまで頑張って!」と叱咤しながら、分娩室へ移動しました。これ、多分立ち会い予定じゃなかったとしても、夫は分娩室に入るしかなかったでしょうね(苦笑)。人手が足りないんだもん。
 30分後に先生ともう1人の看護婦さんも到着。とにかくもう、赤ちゃん出かかってるん
ですから、大急ぎもです。私が出産前一番コワイと思っていたのは実は陣痛より会陰切開だったんですが、それも麻酔が効くまで待ってられない、という感じで、麻酔の注射を打った直後にはもう先生がメスを入れていました。でも、ほとんど痛みは感じませんでした。陣痛と、何でもいいから早く生んでしまいたい!というのに気をとられているので、それどころではなかったんですね。(後から縫合する時の方がチクチクして痛かったです。)
 「はい、いきんで」と言われた時には心底ほっとしました。もう我慢しなくていいんですから、あとは生まれるまで頑張るだけ。一度いきんだら、どっと痛みが増しました。うわあ、これをずっとじゃ我慢出来ない!という感じ。とにかく早く解放されたい。「はい、もう一度」…この回は、思わず口から声が漏れてしまい失敗。「ダメ、声出さないで、おへそみて。はい、いきんで!」言われた通りにちゃんと口を閉じて、ウン、といきんだら、あ、という感じで下半身に留まっていた痛みが消えて、赤ちゃんの泣き声が…。日付の変わる少し前でした。「はい、男のお子さんですよ。抱っこしてあげてね」…ほい、とお腹のあたりに置かれた赤ちゃんは、何だかなま暖かくてしっとりした感じで、よく「お猿さんみたい」とか言いますが、私の感想は「赤ちゃんってホントに赤いんだあ」でした。力んで泣くので顔が真っ赤。気がつくと「ありがとうねー、よく来たねー」と呼びかけていました。何かと言うと「女はダメ」とか「男の苦労はどうのこうの」とか言ってばかりの夫も、この時ばかりは感動した様子で「女はスゴイなあ!スゴイよ!」と興奮していましたよ。
 早く生まれたのに髪の毛ふさふさ、2618グラムと小さいけど泣き声は大きな元気な赤ちゃんでした。同じ時病院に入院していて、逆に二週間おくれで陣痛促進剤を使って、まる二日もかけて産んだ方がいらしたのですが、その赤ちゃんとは1000グラム以上違ったので、新生児室で見比べると本当に別の生き物みたいでした。実は出産前に男の子だったらこの名前、って決めていた名前があったのですが、生まれた顔を見たら、なんかイメージ違うなーという話になり(ちょっと賢そうな感じの名前を考えてあったのですが、生まれてきた赤ちゃんは賢そうというよりやんちゃな感じの顔でした)、あわてて二週間で決め直したんです。今三歳ですが、すっかりその名前に馴染んだ元気な男の子に成長しています。
おしまい。

~メイシーさん、どうもありがとう!~
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