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2008.10.24 19:23


映画にひたる。

アップです。

今回は懐かしい映画を選びました。

小学生頃に初めて観たと思うのですが、それから30年も鑑賞することなく今に至った映画があります。
レンタル屋さんに行くと、そんな古い映画もたくさん揃っているので、ちょっと借りてみました。



「奇跡の人」

奇跡の人奇跡の人
(2007/02/02)
アン・バンクロフトパティ・デューク

商品詳細を見る




おなじみヘレンケラーとサリバン先生のお話です。
昔は偉人伝とか言って、よく目にしたお話なんだけど、今はあんまり教科書にも載っていないようです。
カンチも知らなかったようです。

私の父は相当な映画好きなのですが、映画館に連れて行ってもらった記憶があります。
随分古い映画なので、その当時も再演だったのでしょう。


以下、ネタバレ。

幼い頃の高熱がたたって、視覚・聴覚・言語のハンデを背負ったヘレン。
真っ暗で音のない、何も聞こえない、そして自分の言いたい事も言えない不自由さ。
裕福な家庭で、家族の愛情をたっぷり注いで成長したヘレンですが、この愛情はヘレンをわがままで、社会生活を営むには程遠い人格にさせていきます。
家族は、ヘレンを「かわいそうな人」として、育ててきました。
見えないなんて、聞こえないなって、しゃべれないなんて。
この時代の背景もあったのでしょう。
サリバン先生が育った修道院も、今で言う福祉施設なのでしょうが、この時代(きっと日本もそうだったと思うのですが)は、本当にひどい生活を強いられています。
そんな施設を目の当たりにした、しかも裕福な両親からすれば、そんなとこでしかヘレンが生活できない(きっと自分達がいなくなったあとも)不憫さを嘆いたにちがいありません。


でも、「かわいそうな人」として、育てることは果たしてヘレンにとって良いことなのでしょうか。
ヘレンはこれからも一人の人間として生きていかねばならないのです。
サリバン先生は、それをまず、ヘレンの食事の仕方で見抜きます。

家族がテーブルを囲み、一緒に食事しますが、父親と異母兄は戦争や政治の話で口論し、母親は本を読みながら食べています。
その合間をぬって、ヘレンは立ちながら、歩きながら、ナイフもフォークも使わず、手掴みで食べて行きます。
ヘレンのお皿は、ありません。
家族のお皿の中から、手づかみで好きなものを、歩きながら、こぼしながら、食べて行きます。
団欒のない、ばらばらな食卓。
食べられれば良いのでしょうか。
お腹が満足になれば良いのでしょうか。
食事とは、そういうものではないはずです。

サリバン先生は、「人間としてのしつけ」として、食事の仕方についてヘレンを教育します。
有名なシーンですね。
しかし、「しつけ」とは「行儀良く」でも「社会的常識」でもないのではないでしょうか。
「人間としての生き方」なのではないでしょうか。
私はそのシーンを観ながら、そう感じました。
誰にも虐げられることではない、誰からも脅かされることではない、人間としての尊厳です。
もちろん、食事だけでなく、生活習慣も大切です。
しかし、食べることは生きて行くことですから、食事は人間にとって一番大切な行為です。

大変頭の良いヘレンなので、自我が通らないと、サリバン先生への反抗心も半端なものじゃありませんが、サリバン先生がどれだけヘレンを人間として教育され、やがて物には名前があるという世界を知らされ、それに喜び、サリバン先生と信頼関係を築くようになります。


大人になって観ると、本当に良い映画だなあと思いました。
子育てにも通じるものがある映画です。
子ども心と違った視点で鑑賞できます。

ちなみに、「奇跡の人」って、「miracle worker」の訳で、ヘレンに奇跡を起こしたってことでサリバン先生のことだったんですね。
私は障害を克服したヘレンのことだと今の今まで思っていました。
やはり、大人になって理解するものは多い(笑)



懐かしい映画をもうひとつ。

「フレンズ~ポールとミシェル」

フレンズ ポール&ミシェルフレンズ ポール&ミシェル
(2008/03/21)
パスカル・ロベールロナルド・ルイス

商品詳細を見る



これも、小学生の頃にテレビで観た記憶があり、DVDが並んでいるのを見てはっと思い出しました。
どんな映画だったかな。
幼いカップルが、恋愛をして、子どもを産み、そして何だか別れるような内容だったような。
子ども心に衝撃的だった思い出があります。

実は、この何日か前に、助産師がらみのネットでこの「フレンズ」に関して投稿があり、自宅分娩のシーンにえらく共感したと言うコメントを読んだのです。
それもあったので、思いきって借りてみました。




はっきりいって、何度も観ました。
胸がジーンとする内容ばかりです。

裕福だけど、親の愛情の薄い家庭で育ったポールと、父ひとり子一人で育ったミシェル。
そんな大好きな父が他界し、身寄りのないミシェルは従姉の家に居候しますが、従姉の恋人もこれまたひどい奴で、彼女は居場所がないと感じます。
そんなとき、ポールと出会います。
お互い家庭になんらかの問題を抱えているので、14歳と15歳の思春期と不安定な年齢もあり、彼女達は意気投合し、デートをするようになります。
不注意でポールの父親の車を池に落としてしまうことから、家に帰れず、やがて町を離れ、ミシェルが育ったフランスの田舎の小さな家にたどり着きます。

ポールの父親からは捜索願いも出され、ポールは新聞にも載るようになります。
所持金も底をつき、幼い2人のままごとごっこも長くは続かず、けんか別れしますが、お互い大事に思い、また一緒に生活を始めます。

浜辺で漁師が売り物にならない鰯を捨てるのですが、それをこっそりポールが拾い、晩ごはんのおかずに持って帰ります。
たった3匹の小さな鰯をフライパンでソテーし、ミシェルは2匹をポールに、自分は1匹だけお皿にのせるのですが、これまたポールが、自分のお皿にのった2匹のうち、1匹をナイフで半分に切り、ミシェルのお皿にのせてあげるのです。
相手を思いやる気持ちが垣間見れ、こちらも優しい気持ちになれるシーンです。

教会で結婚式の真似ごとをし、やがて妊娠し、ミシェルは自宅出産します。
介助者はだれもいません。
ポールだけです。
赤ちゃんは無事生まれ、教会で内緒で洗礼も受け、ポールは仕事も見つかり、これからと言う時期に、ポールの勤める農場に警察が来ます。
それを知らずにポールはその朝も仕事に出かけていくのです。

映画を観てから、ちょっとネットで検索してみたのですが、ファンがとっても多いのですね!
そのファンの声にこたえてか、この春にDVD化になったとか。
ファンが多いのもうなづけます。
映画の年代からか、私よりも年配の方々に熱いファンがいらっしゃるんですね。


自宅分娩に関しては、はっきり言ってハイリスクきわまりないミシェルです(笑)
妊婦健診にも行かず(病院に行くと身元がわかるから行けない、お金もないし・・ポールは行きたがってたけど)、しかし2人はけなげにお産の本で一生懸命勉強を始めます。
特にポールはとっても一生懸命です。
内容もおもしろいの。
お産はどこでするかと言うポールの問いに、ミシェルは自宅で、と言います。
そのときに「助産師さん」と言う言葉も出てきます。
mid wifeね。
訳が「助産婦」ではなく「助産師」と言うところが、最近出されたDVDだなあと思いました(笑)

自宅分娩の道具も揃え、そのときを2人で待ちます。
結局2人きりの無介助分娩なのですが^^;
お臍を切ったりなど、こまかな内容も表現されています。

10代の若者が、大人に反抗して、妊娠し出産をする・・・・なんて、よくあるドラマの内容ですが、彼らはあくまでも純粋で、「ともだち」なんです。
同じ境遇を生きる「ともだち」なんです。
友情なんですね。



フランスの片田舎を、手をつないで散歩するシーンは本当に素晴らしいシーンでした。
音楽がエルトン・ジョンだなんて、当時は知りもしなかったですが、大人になって観ると、これまた素敵ですね。
ミシェル役の女優さんは、とても綺麗な女の子なのですが、最近他界したとネットで見ました。


ちなみに。
画像をクリックすると、アマゾンに飛びます。
この映画のレビューに「みなみさん」と言う方からのコメントが載っていますが、私ではありません(笑



カンチはよく友達と映画を観に行きます。
観た映画は、また必ずレンタルに付き合わされます。
いろんなジャンルの映画を観るのも、楽しいもんだなあと思います。
しかしアクションばかりもつらい・・・・^^;



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テーマ : 30代のライフスタイル - ジャンル : ライフ

| 映画にひたる | コメント(4) | |

この記事へのコメント

「30代のライフスタイル」もそろそろ・・・

| sorapapa | URL | 2008.10.28 23:00 | 編集 |

v-285sorapapav-285

うっさいなあ・・・・。
まだ来月じゃ。
あ。
でももう少しで来月に・・・・・。

| みなみ | URL | 2008.10.31 23:56 | 編集 |

なるほどです

たまに遊びに来ます。いつもアップ凄いですね。僕も努力しないと・・・。もう寒くなってきたので風邪などに気をつけて下さい。応援しています。

| あきお | URL | 2008.11.10 16:03 |

v-285あきおさん

こんにちは。
また遊びにいらしてくださいね。

| みなみ | URL | 2008.11.12 16:23 | 編集 |

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