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2005.05.08 17:42

妊娠すると、子宮も大きくなるし、胎盤も生成されるし、なにより子宮で赤ちゃんを育てなければならないので、その赤ちゃんに栄養分を運ぶため、体の血液量が増えます。
大体1リットルは増えるでしょうか。

特に胎盤が出来る16週以降(いわゆる5ヶ月)は、急激に妊婦さんの血液量が増えます。
しかし、急に血液量は増えるのに対し、その「中身」である血球成分、特に赤血球の生成が追いつかなくなり、その赤血球にくっついて酸素を運ぶヘモグロビン(血色素)の量も少なくなるのです。
中身がないのに、血液量が増えれば、血液の濃度は必然的に薄くなってしまいますね。
コレが貧血、妊婦さんの鉄欠乏性貧血の原因です。

妊娠すると、生理的に貧血が起こるのですが、ある程度では様子を見ることもあるのですが、貧血が進めば、その治療をしなければなりません。
貧血をそのままにしておくと、妊娠中のだるさやめまいなど体の不調以外に、お産のときに大変な状況になってしまうことがあるのです。
出血が多くなってしまうのです。
なんたって、血液はたくさんあっても薄いのですから、血を固める成分も少なくなるので、中々出血が止まらなくなってしまうのです。
それは避けたいことですよね。

ですから、妊娠中は、非妊時の1.5倍の鉄分が必要ですので、鉄分をたくさん含んだ食品を、積極的とりましょう。
そして前回の「貧血」で書いたように、バランスよく食べ、鉄分の吸収もよくしましょう。

貧血が進んでる妊婦さんに対しては、病院であれば主治医から「鉄剤」を処方されます。
飲み方は、鉄分の吸収を阻害する、タンニンを含んだ緑茶やコーヒーと一緒には絶対に飲んではいけません。
だいたい食間(食事と食事の間)に飲むようになっています。
鉄剤は副作用に、便が黒くなり、まったりと粘っこくなり、便秘を引き起こすということがあります。
妊娠中はそれでなくても便秘になりやすいのに、大変ですよね。
それに、胸焼けを起こす妊婦さんもおられます。

助産院では、そういった鉄剤を処方することは医療行為なので出来ませんので、しっかりと食事療法をし、栄養補助食品の助けを借りたりしますが、それでも貧血が治まらないようならば、嘱託医から鉄剤を処方してもらいます。

さきほど、貧血は「生理的」と書きましたが、コレは私の考えなので(もしかしたら、何かの文献に書いているのかもしれませんが)、妊娠すると貧血になるには、私はそれなりの理由があると思うのです。
血液の濃度が薄い、と言うことは、血液が粘っこくなく、さらさらの状態で、血管の中をスムーズに流れてくれます。
胎盤の血管にも、臍帯にも。
血液の濃度が濃いままだと、逆に細いこれらの血管に、血液はスムーズに流れてくれないと思うのです。

ある程度の貧血(治療の必要の無い)の妊婦さんには、赤ちゃんの体重もしっかりある方が多いように思います。
だって、血液がさらさらだから、赤ちゃんまで行き届きやすいと考えられるからです。
でも、貧血を推奨してるのではありませんので、誤解はしないでね。
あくまでも、ある程度、プラスマイナス程度の、治療の必要のない、生理的な自然な貧血の状態です。

その逆のパターンが、私でした。
非妊時にも貧血がなく、妊娠してからも貧血が全く無かった私は、カンチの体重は2880g、私の身長163センチに対して、少し小さめの赤ちゃんだったからです。
ヘモグロビンはおろか、ヘマトクリットという、血液中の血球成分の占める割合も、高かった(もともと非妊時から正常範囲の高めの数値でした。それは今でもそうです。そして、コレステロール値も、少し高いの。くすん。決して肥満では無いのよ。最近ちょっとづつ太ってはいるけど・・・。)のです。
まさに、「血が濃い」状態でした。
そして何より、お産の後自分の胎盤を診察したのですが、梗塞・石灰化と、まさに、血流がよくなかった証拠です。
脳梗塞、と言う疾患をお聞きになった方もおられると思いますが、まさにその状況が私の胎盤の中で起こっていたのだと考えられます。
そういえば、妊娠中期以降、当時働いていた病院で仲の良い医師に、超音波検査でお腹の中のカンチの血流の状態を調べてくださったところ、カンチの脳の血流が少しよくないと言われました。
(このときはとても不安でした・・・)
でも、これも、自然に経過を見れる範囲だったので、事なきを得、今のカンチがいるわけですが。
(話は変わりますが、いまだに血液が濃い私は、将来、血管が詰まりやすい病気に注意しなくてはいけないのです。血圧も低いしね。野菜やDHAを含む食品をたっぷりとって、予防しなければ・・・)

貧血になったら、鉄剤をもらえばいいやとは思わずに、妊娠は病気ではないので、しっかり自己管理して行ってくださいね。
妊娠やお産に関する異常は、そのほとんどが予防できるものです。
そしてその予防は、医療の介入なく出来るものなのです。
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テーマ : マタニティライフ - ジャンル : 育児

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