さわやかな風が、いつも心に吹きますように
仕事熱心(?)な夢
2005年11月22日 (火) | 編集 |
当直明け。
久し振りに、だーれも入院のいない当直だった。
あと1週間もしないうちに、月末のベビーラッシュがやってくるとは思うんだけど。

やっぱり、だーれも入院してないと寂しいなあ。
やらなければならない事務作業や雑用をこなし、しばしパソコンで遊んだり。
掃除したり、翌日の準備をしたり。
気づいた業務連絡は、朝にならないとできないし。
深夜をまわった時点で、仮眠することにした。

だーれも入院してないと、逆に眠れないものだ。
カチカチと時計の音だけが、妙に耳につき、寝つけない。
それでもうとうとしていると、夢?空耳?なんだろう。
何かが分娩室の方から、聞こえて来るような気がして。
私は目をつむってるし、寝てるので、多分夢なんだろうけど。

そう。
赤ちゃんが泣いてる・・・・。
私は「ああ、赤ちゃんが泣いてる。早く抱っこしてあげなくちゃ」と思ってるんだけど、身体が動かなくて。
いわゆる「かなしばり」って言うやつだ。
それも、霊的なものではなく(多分・・・・私は霊感まったくないし)、脳が目覚めてるけど身体(筋肉)は寝てるって言うやつだと思う。
(第一、ここは自然分娩のみ扱う施設なので、霊的な赤ちゃん関係のかなしばりって言うことはまず皆無である)
どのくらいの時間が経ったかわかんないけど、いつまでも「早く抱っこしなくちゃ、抱っこしなくちゃ」ってずーっと思ってた。

変な夢。
うなされてたわけではないけれど。

朝、日勤さんにその話をしたら、「みなみさん、疲れてるんやよ・・・私もときどきあるもん。やっぱりどっかでリフレッシュしないと、いい仕事できないねえ」なんてしゃべってた。
先週忙しかったしね。
そうかもしれない。
誰かが入院してないと、逆に安心して仮眠ができないんだ。

さっき、別の同僚と電話での会話。
昨夜の赤ちゃんが泣いてる夢を話したら、「私も悪夢を見るねん」とのこと。
赤ちゃんがチアノーゼを起こし、急いで酸素吸入や処置をほどこしていると言う夢。
「やっぱり疲れてるんやねえ」とお互い声を合わせて納得していた。

また温泉行きましょう。
岩盤浴で毒出しし、タイ式マッサージを受けましょう(笑)

テーマ:マタニティライフ
ジャンル:育児
優しいお産
2005年11月07日 (月) | 編集 |
行くか行くまいか。
先月、今月の勤務表を作りながら迷っていたけど、研修に行くことができた。
大抵、私達の研修って、2日ほど連続して行われるのがほとんどだけど、今回は遠方まで行かなくてもよく、また半日だけで終了するものだったし、やっぱり行かなくちゃいけないテーマだったし。
そんなことを話しながら、同僚と2人で行ってきた。

カンチを取り上げてくださった恩師の、講義。
(まあ、割りと頻繁に恩師とは顔を合わせるのだがね^^;)
いつもいつも、若手の助産師や学生のために、頑張っておられる。
後輩のために、技術や助産観を伝授してくださる。

学生の頃に受けた会陰保護技術の講義は、やはり今なお新鮮だ。
結局、医療は進歩しても、助産と言うものは、基本は不変なわけで。
助産師やって、十数年。
初心に戻るには、こういう研修は大変身になる。
特に私が働く職場は、自然分娩のみ扱う施設なので、助産師の力量はもちろん、判断だってまかされるけど、けれどそれが安産であったからと言って、決しておごってはならないのだ。
いろんな要素が集まって、安産が導かれただけであって、決して助産師だけの力ではないからだ。
おごってしまうと、取り返しのつかない事故につながってしまう。
お母さんが自分で産もうとする気持ちと体力や身体の構造、赤ちゃんが元気であってくれたこと、家族の協力。
介助する助産師だけでなく、まわりでサポートしてくれる助産師の力。
全てが一緒になって、初めて安産が導かれる。

会陰保護は、何も会陰裂傷を避けるためのものではない。
女性にとって会陰とは、やっぱり自分の身体で大切な場所。
そこを傷つけずにお産ができるなら、女性は育児のスタートを、身体も心もよりよい状態で迎えられ、子どもをかわいいと思ってくれる。
たかが会陰、されど会陰。
会陰を傷つけたくないと言うお母さんの気持ちと、赤ちゃんのいのちを尊重してこそ、会陰保護なのだ。
産まれる瞬間だけ、その技術が初めて発揮されるのではなく、もう妊娠中から会陰保護は始まっている。

裂傷を起こすのは助産師の技術にかかっている、とはおごっている気持ちだと思う。
確かに、粗暴で未熟な助産技術では、たとえ会陰切開を行ったとしても、裂傷を起こしてしまうこともあるだろう。

お母さんの協力も、すごく必要。
そして、赤ちゃんが元気であってくれてこそ、会陰裂傷を起こさぬように、ゆっくりお産が進めていけるわけで。
赤ちゃんが、少しでもしんどいサインを出したなら、会陰裂傷を起こしてでも、早く産まれさせてあげなくてはならないからだ。

いろんな要素で、安産。
いろんな要素に私も助けてもらって、いのちに安全なお産の介助ができる。
赤ちゃんが元気であれば、自然分娩をこの人に提供してあげたい。
この人の身体を、不要に傷つけたくない。
女性と赤ちゃんに、優しい助産を提供していきたい。
研修を終えて、そんな優しい気持になった。
また頑張ろうっと。

お母さんの顔
2005年10月20日 (木) | 編集 |

深夜でお産の入院を迎え、陣痛の加減から少し長引きそうなお産で、それでもお昼前には産まれるかなと予測していたけど、元気に産まれたのは夕方近くだった。

「みんなこんなに痛いのかな」
「もう産みたくない」と、精神的にも不安定にだったけど、お産が進んでくるにしたがって、すごく気持が前向きになられて。
しっかりと、お産に臨んでおられました。

長引いたお産だけあって、お母さんの気持はどれほどだっただろう。
もう数え切れないほどのお産に立ち会っているけど、私はお産でちょくちょくもらい泣きをしてしまう。
目頭が熱くなり、じーーんとしちゃうのだが、今回は別だった。
何だかすごく涙が出てきて、止まらなかったのだ。
思わずティッシュでぬぐったほど。
家族やお母さんの前で、ちょっと恥ずかしかったなあ。

入院から、初産の彼女は少しパニックになっていて、それでもねぎらいの声をかけ、腰をさすったり足をマッサージしたり、呼吸やリラックスを促し、夜中も昼も付き添った。
お産は少し長引いたが、それでも問題になるようなリスクは何もなく、後は彼女の気持次第だった。

私はただ、受け止めるだけ。
辛い気持も受け入れるし、怒りの気持だって受け入れる。
決して無理に励まさないようにしている。
お産って、本能で行われるものだから、今まで生きてきたその人の経験や想いがすごく入り混じり、いろんな感情が表へ現れる。
今まで抑圧されていた感情こそ、出てくる。
お母さん達は、これから人生を進んで行く。
家族とともに、だけでなく、自分の人生だ。
そう思うと、受け入れずにはいられなくなる。
自分がそうだったように。
そして、今もそうであるように。

お母さんは自分からおっぱいを吸わせたい、と言い出した。
幼い年齢の彼女は、しっかりお母さんの顔になられた。
長い時間、お母さんも赤ちゃんもよく頑張りました。
本当におめでとう。
我が子をかわいいとさえ思ってくれれば、私達は本望です。
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ジャンル:育児